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導入事例インタビュー

ユニコーン企業の成長を支える情シス部門がリソース不足の壁を乗り越えた理由とは

株式会社TBM 管理本部 副本部長 伊藤 十話 様 経営管理部 DX Solution Architect 及川 卓哉 様 管理本部 BPR Leader (for SDGs) 梁田 将史 様
新素材LIMEX(ライメックス)事業と資源循環事業を通してサステナビリティ革命の実現を目指す株式会社TBM。会社規模の拡大に対応できる情報システム部門の体制整備が急務となっていた同社はバリュエンステクノロジーズ(以下、VT)の情報システム特化型コンサルティングを効果的に活用し、将来を見越した社内システムの構築や各種規定の作成、ヘルプデスク業務負荷の軽減などを実現しました。コンサルティングの導入経緯と効果、今後の展望について、管理本部副本部長の伊藤様をはじめとするプロジェクトメンバー3名に伺いました。
ー 導入先企業
株式会社TBM
https://tb-m.com/

所在地:〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-2-2 東宝日比谷ビル15F

事業内容:環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
2011年8月設立。サステナビリティ(持続可能性)を経営の根幹に据え、環境配慮型の素材・製品ビジネスや資源循環ビジネス等を通じて脱炭素と循環型社会の形成を目指す。⽇本経済新聞「NEXTユニコーン調査」にて2017年から6年連続で推計企業価値ランキングトップ10にランクインしている。
課題・背景

急成長中のものづくりスタートアップで情シス専任人材の増強が急務

貴社の事業内容と直近のトピックを教えてください。

伊藤:当社はプラスチックや紙の代替素材になる新素材LIMEXの国内外での普及や資源循環モデルの構築を通して、環境負荷低減に努めているスタートアップです。サステナビリティ領域でトッププレイヤーになることを目指して組織を拡大させており、ここ5年で従業員数は2倍、300名を超える体制まで増えています。

会社の規模が拡大し始めた頃の情報システム部門は、どのような体制だったのでしょうか。

伊藤:私が上長として施策実行の判断や意思決定などを行い、現場での実務は全て及川一人が対応するという体制でした。

及川:従業員数が急増する前は他の業務と兼任していたメンバーが一人で情シス部門の業務をしており、私は前任者から引き継ぐ形で情シス専任としてTBMに入社しました。新たなステージに進む会社のシステムを構築できることにやりがいを感じていた一方、やりたい業務にまで時間を割けない状況が続いてしまっている状況に頭を悩ませていました。

情シス部門のリソース不足という状況を、どのような方法で打開しようと考えていましたか。

伊藤:情シス部門専任の人材を増員しようと考え、採用活動に力を注ぎました。しかしながら、ものづくりスタートアップの当社で広範囲の業務を任せられるだけの経験やスキルを持つ人材を探すのは想像以上に困難でした。それでも諦めずに採用活動を続けていた頃に、VTさんの情報システム部門特化型コンサルティングサービス「helpmeee!情シス!!」を知ったのです。

導入のポイント

広範囲の課題に対して実務的な支援もしてくれるコンサルティングサービスに期待

「helpmeee!情シス!!」ならびに当社を知ったときの印象をお聞かせください。

及川:これまでリソース不足で手が回らなかった業務の遂行を手助けしてくださるサービスで、率直にいいなと思いました。伊藤と私が話を伺ったコンサルタントの方は急成長中のベンチャー企業で情シス部門を一人で立ち上げたご経験があるとのことで、彼の知見が反映されている「helpmeee!情シス!!」は同様の成長フェーズにいる当社にとって非常に有益になりそうだとも感じました。

伊藤:コンサルタントさんご自身の経験に加えて、VTさんとしても数々のベンチャー企業の成長を情報システムの面で支援してきた実績をお持ちであると知り、信頼の気持ちが湧きました。さらに話を進めるうちに「部門のリソース不足とそれによって発生している問題を解消するために、当社の状況に共感してくださるVTさんにお力添えいただくことが最善手になりそうだ」と考えるようになりました。

最終的に「helpmeee!情シス!!」の導入を決めた要因は何でしたか。

伊藤:「helpmeee!情シス!!」がアドバイスや課題整理だけで終わるコンサルティングではなく、実際に手を動かしてクライアントが抱える課題を解決するアプローチも併せ持つコンサルティングサービスであることです。課題対応の実行力に期待して、VTさんに支援していただこうと決めました。

効    果

システム基盤構築からヘルプデスク強化まで。リソース不足で着手できずにいた課題を次々と解決

プロジェクトで実施したことを教えてください。

伊藤:インフラ整備の推進や情報セキュリティ管理規定の策定、IT資産管理ツールの導入などを実施しました。また、当社の情シス業務全般を知っていただける機会だからこそやりたかった二つのことにも取り組みました。

及川:一つは、まだ私どもが認識していない課題の抽出です。担当コンサルタントさんの広い視野で当社を診断すると中長期的に取り組むべき課題も見えてくるのではないかと考えてお願いしました。もう一つは、プロジェクトで実施したことの文書化です。このままの体制が続いたら業務の属人化に拍車がかかる恐れがあったので、今後入社するメンバーがスムーズに業務を把握できるようにするために私から提案しました。いずれも当社の限りあるリソースでは実現が難しいことだったので、VTさんに快く対応していただけて非常に助かりました。

コンサルタントさんはさまざまな相談に対して常に真摯な意見や提案を示し、さらに私どもが最終判断を下しやすくなるよう具体的な根拠も説明してくださいました。おかげで「より正解に近い方法に舵を切れる」という手応えを感じながら施策を打つことができました。

伊藤:このプロジェクトを通して、急成長する会社にとって最適な社内ITシステム基盤を構築できました。プロジェクトが終わる頃には情シス専任として梁田が入社。再び内製で部門運営ができる目処がついてほっとしました。

情シス部門のリソース不足は無事に解消されたのですね。

梁田:実はその後、状況が変わりまして…。プロジェクト終了から約半年後に及川の異動が決まり、再び情シスの体制が逼迫したリソースになってしまったのです。

伊藤:部門運営が軌道に乗ってきたタイミングでの及川の異動はかなりの痛手でした。そこで直ちにVTさんに連絡し、前回非常に高い成果を提供してくださったコンサルタントさんに再び支援をお願いしたいと相談しました。

再び弊社に相談していただきありがとうございます。この頃に抱えていた悩みと弊社に期待したことは何でしたか。

梁田:リソース不足の影響で現場業務が滞っている箇所を効率よく回したい想いが強く、特にヘルプデスク業務について頭を悩ませていました。当社の社員は仕事のパフォーマンスを高めようと積極的に社内システムを活用する傾向が強く、多岐にわたる問い合わせが集まります。私は及川と比べて情シス部門での実務経験が少ないため、問い合わせが集中するとそれらの対応を終えるまでに多くの時間を費やしていました。そのため、VTさんにはコンサルタントやプロジェクトマネージャーとしてだけでなく、ヘルプデスク担当などの現場メンバーとしての役割を担っていただくことを期待していました。

二度目のプロジェクトの実施内容を教えてください。

梁田:社員からの問い合わせが直接VTさんに届くようにヘルプデスクの業務フローを変更してくださったおかげで、私の業務負荷は大幅に軽減されました。また、AWSインフラセキュリティの強化やBCP対策準備などの支援もしていただく過程の中で、コンサルタントさんが専門性の高い知識やノウハウを教えてくださったこともありがたかったです。

コンサルタントの対応はいかがでしたか。

伊藤:コンサルティングから現場対応まで、非常に柔軟な対応をしていただきました。前回の依頼で当社の状況をよく理解しているだけでなく、当時からの変化もしっかり把握したうえで最適な提案をしてくださり感謝しています。

今後の展望

利益拡大に向けてさらに戦略的に動ける情シス部門を築きたい

さらなる会社の成長を見据えて情シス部門で取り組みたいことを教えてください。

梁田:直近で取り組むべきことは、上場を見据えた社内ルールの整備やセキュリティ対策です。さらに今後は、売上や利益の拡大に貢献できる取り組みにも力を注ぎたいと考えています。既にグループウェアやSalesforceを導入しているものの、さらにうまく運用できれば社員一人ひとりの生産性を高められるはずです。これらの施策を限りあるコストの中でいかにして実現していくか、今後も知恵を絞りながら取り組んでいきたいです。

それらを実現するために、今後当社に期待することは何でしょうか。

梁田:情シス部門はこれからも社内外の状況変化に対して臨機応変に対応する必要があると思いますので、VTさんにはその時々で立ち位置を柔軟に変えながら支援していただき、当社の成長と並走していただけると嬉しいです。

伊藤:今後の事業拡大に伴い拠点の増加等も見込まれるため、情報システムの体制拡充もそれに併せた対応が求められており、効率的且つ効果的な対応ができる組織作りの推進の実行が必須と考えています。VTさんには、採用や業務フローなどさまざまな観点から組織作りに関するアドバイスをいただきたいです。

最後に、情シス部門として今後挑戦したいことをお聞かせください。

伊藤:会社の利益拡大に向けてできることを追求していくために、より戦略的な動きができる組織へと成長させていきたいと考えています。ユニコーン企業である当社の情シス部門がこれを実現することによって、後進のベンチャー企業に対して情報システムの観点からアドバイスできる存在としての貢献もできるようになりたいです。

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